Takeshi

アーティスト。寺子屋主催者。
http://ohgushi.jp

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最後の寺子屋を終えて/ゲスト講師陣「西田真菜 / イラストレーター」

西田真菜 / イラストレーターhttps://www.instagram.com/mana_nishida/https://www.mananishida.com/2017年に初めて受講してから、その後はサポートスタッフとして関わり、寺子屋とのご縁は5年目になります。初受講の際は努力が伴っていないのに、憧れからイラストレーターになりたくて、どうしたら絵で自立できるのか悩んでいた頃でした。そんな状況なので、当日は他の受講生の方々の作品に圧倒されてしまい、自分の存在が恥ずかしくて震える声でプレゼンをしたのを覚えています。でも寺子屋は懐が広く、そんな私に対しても、一流の講師の方々が真剣に講評をしてくださり、温かい空間でした。目先の事に囚われ、焦っていた私の様子を見通っていただき、たくさん描き続ける事、その先に生まれる個性、自分自身の可能性を信じて進む強さを教えていただきました。特にOHGUSHIさんからは、周りと自己を比べ、落ち込みやすい私を見兼ねて、「過去の自分と比べて、どれだけ成長できたか、時には自分を褒めてあげきゃ」と励ましていただいた事もあり、精神面でも学んだ事が沢山あります。そういった学びや発見をまとめた寺子屋ノートは私のお守りになっていて、たまに読み返しては今も指針にしております。本当にたくさんありがとうございました。そして最後の寺子屋では、受講生の方々の情熱溢れるプレゼンと、講師の皆様の愛溢れるコメントが健在で、改めて寺子屋が大好きだと実感しました。そんな場所に出会えて幸せに思います。最後となるのは寂しいですが、寺子屋を通じて出会えた皆さまが、今もそれぞれピュアに頑張っているのを知っているので、私も諦めずに描き続けていきたいと思います。12年間、本当におつかれ様でした。ありがとうございます!

最後の寺子屋を終えて/ゲスト講師陣「meeg / イラストレーター」

meeg / イラストレーターhttps://www.instagram.com/haremeeg/https://meegillustrationfile.myportfolio.com/2018年に1度受講し、その後サポートスタッフとして2度お手伝いさせていただきました。2017年にイラストレーターとして活動をしていこうと決めスタートしましたが、全く自分のイラストの方向性が定まっておらず、テイストも不安定で足元グラグラの状態でした。そんな時に、友人から寺子屋のことを教えてもらったのがきっかけで受講しました。様々な業種の講師の方たちに自分のイラストを見てもらえるチャンスはなかなか無いことなので、とてもありがたい機会になりました。当時はいろんなテイストのイラストを描いており、仕事をいただいても、今回はどのテイストで描こうかと自分が迷って描いてました。仕上がった絵は誰かのモノマネのようなのばかりで、どうしていいかわからなくなっていた時期でした。そんな迷ってる自分の絵を見ていただいた時に、講師の方から「どの絵を描いている時が一番楽しい?そう思えるイラストを描き続ければいいんだよ」と。さらに「テイストを無理やり一つに絞らなくてもいいんじゃない?作品は作品、仕事は仕事とアカウントを分けて、自分のイラストの整理をすることをしてみてください」と。ハッとしました。そのほかにも的確なアドバイスをたくさんいただき、自分の中にあったモヤモヤが晴れていきました。アドバイスいただいたことを一つ一つ進めていき、すぐにではありませんが、確実に変化していきました。最近、やっと自分のグラグラしていた絵に根が張って来た感じがします。今はお仕事もいただけるようになり、楽しんで絵を描けているので、とても幸せです。さらに、寺子屋で一緒だった受講生の皆さんたちとの出会いがまた大きな価値になりました。みんなの活躍や頑張りを見ていると、私も頑張ろうという気持ちになりますし、たまに会って話せる相手がいるってほんと心強いなと感じています。寺子屋は今年で最後になりましたが、また違う形で出会えるのを楽しみにしています。「楽しめる絵を描き続けること、作品の価値を大事にすること、相手に届ける」を思い出して描き続けていきたいと思います。12年間お疲れ様でした。そしてたくさんの愛をありがとうございました!!

最後の寺子屋を終えて/ゲスト講師陣「野瀬奈緒美 | イラストレーター」

野瀬奈緒美(イラストレーター)https://www.instagram.com/nose_703/https://nose703.tumblr.com2018年から計2回、寺子屋を受講させていただきスタッフとしての期間も含めて5年ほどお世話になりました。初めて受講した当時のノートは今でも大切に残していて、時々読み返しては、新鮮な刺激をもらっています。私が受講した当時は、イラストレーションの仕事を一度もしたことがない状態。また「絵を大学などで専門的に学んでいない」というコンプレックスもあり、作品を見られることへの恐怖心と緊張で、足も声も震えていました。それでも講師陣の皆さんからの言葉は一言も聞き漏らすまい!と気合を入れて録音までしていましたが、今でも忘れられないのは、たくさんのフィードバックの後にいただいた「何にも心配する必要ないと思いますよ」という一言。思い返せば、当時の私があまりにも不安そうだったのだろうなと思いますが、寺子屋の講師の皆さんは、描き続けている人間のことを無条件で、純粋に応援してくれているのだ…!と感じた瞬間でした。受講後は「描き続けていること、それ自体を誇りに思っていいんだ」と肩の力を抜いて思えるようになり、同時に、どうしたら自分の絵が社会ともっと繋がっていけるのかも、少しずつですが客観的に考えられるようになってきた気がします。(なかなか難しいことですが)そうやって続けているうちに、ありがたいことに徐々に絵の仕事もいただけるようになり…、スキルと共に心のあり方を教えていただいた寺子屋には感謝するばかりです。今年最後の寺子屋では、受講生の方の熱いプレゼンを目の当たりにして、改めて私も、自分自身の表現に全身でぶつかっていきたい!と感じています。「自分の中から生まれてくるものを描き続けていくこと」その重みや価値を噛み締めて、描くことを諦めずに続けていきたいと思います。寺子屋を通じて知り合えたすべての皆さま、本当にありがとうございました。そしてこれからも、様々な形で繋がっていけたら嬉しいです。

最後の寺子屋を終えて/ゲスト講師陣「ヨシダエリ / イラストレーター」

ヨシダエリ / イラストレーターhttps://queenmajesty-design.com私がはじめて寺子屋を受講したのは5年前で当時はまだ絵のタッチも定まっておらず、描きたいものも漠然としたもので自分の絵に何か足りないと思いつつもそれが何か分からず悩んでいる時でした。講師陣のみなさんからのアドバイスは厳しいものが多く、とてもショックが大きかったのですが、今まで暗闇をさまよっていた中でほんの少し光を見つけることができた気がしました。⁡ただアドバイスをいただいたからといってすぐに劇的に何か変化するということはなく、そこはただひたすらに描きまくることでしか答えは出ないのですが、その期間が本当にしんどくて。もがいて苦しくてしんどい時間でした。そんな時はいつも寺子屋でいただいたアドバイスや、その後の飲み会でかけていただいた優しい言葉を思い出しました。同じタイミングで受講したみなさんが頑張っているのを見て自分も頑張ろうと描き続けました。⁡今はありがたいことに絵を見てくださる方も増え、お仕事もいただけるようになり、悩むことや迷うことも多いですが幸せだなぁと思っています。⁡寺子屋で私が受講生のみなさんや見学者のみなさんにお伝えできることは何だろう、と考えた時にしんどかった時の経験をお伝えすることだと思い最後のスピーチで上記のようなことをお話しさせていただきました。参加されていたみなさんお一人お一人、絵に対する思いが熱くてとても素敵で眩しかったです。そんな場に立ち会えて幸せでしたし改めて私も頑張ろうと思えました。寺子屋は今年で最後となりましたが、新しい展開にとてもワクワクしています。寺子屋を受講できたことは私の絵描き人生のターニングポイントです。本当にありがとうございました!

最後の寺子屋を終えて/ゲスト講師陣「瀬崎百絵 / アーティスト」

瀬崎百絵 / アーティストhttps://www.instagram.com/sezaki_momoe/?hl=ja受講生として、そして卒業後はサポートスタッフとして、寺子屋には通算5年関わらせていただきました。最初に受講したのは2017年で、絵もほとんど描いておらず、何をしたらいいのかも全くわからず藁にもすがる思いで応募しました。当時、業界の方とも同じ志の方ともお会いしたことがなく、正直怖かったのですが(笑)描き始めでホヤホヤの私に真摯なアドバイスをくださり、とても有り難く思いました。そして打ち上げの飲み会で、vision trackの光冨さんに「絵はいいと思うけど圧倒的に枚数が少ない。まずは1年で100枚描いたらどうか」と言っていただき、翌日Instagram別アカの @burning1119 を立ち上げ、投稿をはじめました。最初はOHGUSHIさん、光冨さん、長森さん、当時講師をされていた黒木さん、そして寺子屋同期の何名かの方だけがフォロワーで、粛々と新作が描けたらアップしました。「見ました」のハンコ代わりのイイネが大変励みになった事は思い出深いです。そして約1年後、100枚描いたところで思ったことは「まだまだ描き足りない!」でした。描く前より朧げながら少しだけ何かがわかり始めた、くらいのところで終わってしまいました。ただ、その後開催した100枚展でいただいたご縁は今に通じています。寺子屋の5年間の中で、数々の本気のプレゼンを目撃してきましたが、やはり「描き続けることでしか進めない」、それにつきると感じています。厳しく辛辣な評価を受けることが、寺子屋に限らず今後もあるかも知れませんが、描くことでしかそれを超えることはできません。北斎もあのビッグウェーブを作るまでに数多くの波の絵を描いたそうです。私は足元にも及ばないものの、幾度か挑戦し、練磨した結果、この度アートフェアUNKNOWN ASIA 2022でスポンサー賞をいただくことができたので、寺子屋で培った学びは正しかったんだな!と実感しています!また、寺子屋を通じて沢山の同志に巡り会えたのも、私の人生の宝物です。絵を通じて、年齢も性別も住んでいる場所も超えた、馴れ合いではない、でも家族のような仲間と出会えたことは本当に大きいです。「あの人も頑張っているのだから」と思えば、自然と筆を取ることができます。心から感謝!寺子屋は一つの節目を迎えましたが、いつまでも私の心に実家のように君臨し続けます。これからも頑張ります!12年間本当にお疲れ様でした!そして5年間、ありがとうございました!!

最後の寺子屋を終えて「 高橋佳織 | イラストレーター」

高橋佳織●WEBサイト https://www.kaori-rindesign.com●Instagram(作品) https://www.instagram.com/keep_rindesign/●Instagram(島暮しマンガ) https://www.instagram.com/rinrin_enikki/昨年見学枠で寺子屋に参加させて頂き、「いつか受講したいな」と思っていた矢先、今年が最後と知り思い切って応募させて頂きました。すでにプロの方も、これからプロを目指す方も、どのステージにいても何かしら悩みや抜け出したいものがある、と感じました。自分の大きなテーマとして、「いい作品を描くにはどうすればいいのか、作家性を高めるには」という質問に、客観的にご指摘頂き、自分の中でも「何かひっかかるもの、もやもやした何か」にスポットライトを当ててもらったような、背筋が伸びるような気持ちになりました!自分が苦手と思っている部分、描くことを躊躇しているもの、また描きすぎてしまっていること、「フォーカス・抜け感・余白」のこと等、気づくキッカケをたくさん得られたことはとても大きな糧になりました。●講師陣の方々の印象に残った言葉(沢山あって書ききれないのですが一部・・)OHGUSHIさん・「なるべく無心にド天然で描く」(たしかに!ゾーンに入るというか、いい仕事やいい波に乗れた時はこの気持ちになっている気がします。)・「制作中のトキメキを知っているって才能。社会を照らしていくすごい才能」(なんて温かい言葉だろうと思いました。子供の頃はこの気持ちがもっとありました。忘れないようにしなきゃ。)熊野さん・「自分が料理人だったらどの順番で食べてほしいか、ミュージシャンだったらどこを一番きいてほしいか・・」等、アドバイスの例えがとても分かりやすかったです。堤さん・「素敵じゃないテイストのものを素敵に描く等、どうしたら面白いコントラストが生まれるか考えてみる」・「この人にお願いしたら何を魅力的にしてくれるか!?で依頼する。」・「1枚のビジュアルで、気持ちをひっぱるには!?を常に考える」(アートディレクターならではの言葉、常に自分の頭の片隅にも入れておかなきゃと思いました)光冨さん・「自分が盛り上がるものを沢山描き、自分の中にある答えを探していく」(第一線の作家さんの作品の変化や、コロナ禍でのお話なども印象に残りました。)長森さん・アーカイブの整理、自分自身の振り返り。・いいものを描き続け、発信し続ける。(出すのを悩んでいた作品を褒めて頂き嬉しかったです。)辰巳さん・明確な目標設定を持つこと。続けること、信念を持つ。・自分が感動しないもので人を感動させられない。自分が何に感動するか、自分を知る。(実体験からの親身なアドバイス、女性的な視点、引用されていた言葉にもぐっときました。)最後に、OHGUSHIさん・講師陣・卒業生の皆様、このような場をボランティアでされていることに本当に頭が下がります。打ち上げにて、皆さんとの会話の1つ1つも印象的でした。このような温かい思いを、自分から他の場でも繋げていきたい、還元したいなと思いました。本当にありがとうございました。

最後の寺子屋を終えて「泉はるか | イラストレーター」

泉はるかhttps://izumi-haruka.weebly.com/寺子屋参加させていただき、誠にありがとうございました。講師の方々からは、・現在の絵柄で発展させたほうが良い点・現在の絵から受けるキーワード・絵として強化・再考したほうが良い点・WEBサイト、SNSでの絵の見せ方の修正など、さまざまな方向からのアドバイスをいただきました。すぐに取り組むこと、中長期的に行うことなどを整理して、実践しています。講師の皆様、長時間に渡り真剣に絵を見てくださり、数々のアドバイスありがとうございました。活かしていきます!!また、多くの方の前で自分の活動や絵の説明をするということ自体が大変貴重な経験で、とても緊張しました。私自身、「伝えることが出来ていない」と感じたので、日々意識して言語化するよう、サイト・SNS等で文章を書いていきます。交流会では、寺子屋OBの方、受講者のイラストレーターの方々とお話しができて、とてもよかったです。制作時は、孤独なことも多い画業ですが、仲間がいると思うと心強く、励まされます。他の方のプレゼンテーションも大変勉強になりました。今回が最後ということで、寂しくもありますが、貴重な最終回に参加させていただけて、本当に良かったです。勇気を出して、申し込んでよかったです!ありがとうございました。

最後の寺子屋を終えて「タカヤママキコ| イラストレーター」

タカヤママキコhttp://makikotakayama.com普段は装画や挿絵の仕事をすることが多いのですが、仕事のジャンルを広げたく思っており、広告や商業施設のビジュアル等の仕事をするにはどうすればよいか、講師の皆様にご相談させていただきました。その相談については、以下のアドバイスをいただきました。・イラストの「不思議さ」は広告だと怖く感じてしまうため、自分の個性を生かしつつバランスを試してみる・ターゲットを意識して描いてみる・商業施設のビジュアルに使用されるイラストはスケール感のあるものが求められるため、スケール感のあるイラストを描いてみるそのほかにも、以下のアドバイスをいただきました。・もっと毒っ気のエッジを効かして、突き抜けていい・ビビッドな色を使ったり、いつもと違う色味で描いてみる・クライアントを意識しすぎない方がいいそこで近々、以下のイラスト制作に挑戦してみようと思います。・自分の個性を生かした怖くないイラスト・スケール感のあるイラスト・毒っ気の突き抜けたイラスト・いつもと違う色味のイラスト今回初参加だったので最初はとても不安でしたが、講師の皆様からの真摯なアドバイスと温かいお言葉で背中を押していただき、とてもありがたかったです。用事があったため二次会に参加できず残念でしたが、この度は受講生として参加させていただき本当にありがとうございました!