最後の寺子屋を終えて/講師陣「堤 裕紀 | アートディレクター 電通第4CRP局所属」

堤 裕紀

アートディレクター 電通第4CRP局所属


1、お気に入りの受講者

堤賞 / 浜田由布子さん

今回一番印象的に残っていたのが

浜田さんの作品です。

山々の絵や、海の絵、が特に素敵でした。

どれもモチーフとしてはよく描かれる対象のはずなのに、

どれも見た事のない不思議な世界観に仕上がっているのが

素晴らしいと思いました。

描くところ、描かないところ、そのバランス感覚が見事で

独特の心地の良さに溢れていました。

デザインの観点から、サイトを整理したり、

SNSなども発信していけば、もっともっと魅力に気づく

ファンが増えていくと思います。

2、他に気になった受講者へのコメント

末益ひろこさん>

正方形の動物シリーズは、特に完成度が高く

カラーも素敵でした。

子供だけでなく、大人も惹かれる、というところが

この作品のレベルの高さと魅力なのだと感じます。

例えば目など、キャラクターデザインとして、

よりエッジを立たせたらさらに化けそうと

勝手ながらわくわくしました。


木戸あすかさん>

インスタにあげられていたステッカー?の作品が

特に印象的でした。

好きな世界がしっかりあり、

その良さを現代的にポップに昇華しているのが

素敵でした。

自分の惹かれるものを、どう時代に合わせて

料理して届くようにするか?

そのヒントがあると感じました。


3、最後の寺子屋への全体的な個人的見解や感想

今年で最後なのは寂しさもありましたが、

オンラインではなくリアル開催の熱を感じられて

よかったです。

やはり原画はグッとくるものがあると感じます。

OHGUSHIさんの意思に共感し、

自分も何か協力できることがあればと

長きにわたり参加させていただきましたが、

やっぱり自分の絵で世の中に勝負する人には

リスペクトしかありません。

自分自身、この会を通じて

刺激をうけ続けてきたので、本当に感謝です。

あまりうまく言えないのですが、

こんなにピュアで楽しい会はなかなかなかったなと。

ありがとうございました。

寺子屋/全てのイラストレーターのために。

寺子屋とは、作品持参の受講者が、講師陣から仕事に繋げるアドバイスを受け、仲間を広げる交流会です。 主にイラストレーターとして社会へ一歩を踏み出すサポートを目的としています。 営利を目的としないボランティア活動。2011年にスタート、アーティストOHGUSHI主催。

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