最後の寺子屋を終えて/講師陣「熊野 森人| コミュニケーションディレクター/京都精華大学、京都芸術大学講師」

熊野 森人

コミュニケーションディレクター/京都精華大学、京都芸術大学講師


1、お気に入りの受講者一人をお選びいただき、〜賞(熊野さんなら熊野賞)として紹介をお願いします。

熊野賞 / 関 美希奈さん

おめでとうございます。寺子屋から数日経って、何も資料を見返さずに全作品を思い出した時、

真っ先に脳裏に浮かんだのが、関さんのブルーの服の女性でした。狂気を感じる表情、関節を

痛めそうなほどリキんでいる指、貧乏な髪の線、全てハッキリとした形で思い出しました。もうトラウマです。

関さんの魅力は、まずもっての視点の豊かさにあります。ただ、その視点のビジュアル共感値は低く、

思わずつっこんでしまう愛らしさをお持ちのところが財産だと思います。僕の勝手で失礼な願いですが、

これからも感度は高め、画力は高めすぎないで、関さんらしい世界を発信していってくれることを期待します。


2、他に気になった受講者へのコメント(もし可能であれば、1、2ともその作品画像を添付いただけると助かります。)

末益ひろこさん>

正方形動物シリーズ(play as one likesシリーズ)の出来が秀逸です。

とってもかわいいし、大きいものも見てみたいです。


前川明子さん>

MENs non-no偉人のアイウェアシリーズの、ウォーホルとコルビジェがとっても大好きです。

神経質そうなメガネ偉人のピリピリした感じがゾクゾクします。

3、最後の寺子屋への全体的な個人的見解や感想

10年以上の長きに渡り、寺子屋に参加できて光栄でした。

ohgushiさんのもとに集まった、いろいろなイラストレーターさんとの出会いや、

講師の方々との繋がり全てに感謝です。ありがとうございました。

そしてohgushiさん、12年間ほんとうにおつかれさまでした。自らの過去の経験から

イラストレーターは孤独になってはいけない、という想いで人を繋げ、自信とスキルを

提供し、夢を諦めないでとメッセージし続けたことは、幾人もの方を救い、元気づけたと

思います。寺子屋終了後のohgushiさんの新しい動き、またまた楽しみにしております。

寺子屋/全てのイラストレーターのために。

寺子屋とは、作品持参の受講者が、講師陣から仕事に繋げるアドバイスを受け、仲間を広げる交流会です。 主にイラストレーターとして社会へ一歩を踏み出すサポートを目的としています。 営利を目的としないボランティア活動。2011年にスタート、アーティストOHGUSHI主催。

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