第9回寺子屋「講師陣」、黒木仁史さんの感想です。
受講生のみなさま、講師のみなさま、おつかれさまでした!
今年も全体的にレベルが高く、技術やオリジナリティをすでに確立されてる受講生が多かったように思いました。
なので、あとは営業の話で、いかに自分の作品を広めていくかに注力しても良いかもしれません。
知ってもらえさえすれば仕事が増えそうな人たちが多かったです。
また、イラストレーターはタッチの傾向や雰囲気などでジャンル分けされることがありますので、できれば客観的に把握できると自分の売り方がわかりやすいです。
僕の場合は「リアル」だったり「水彩」などなど、そういった分け方をされてると思っていますが、同じカテゴリにいそうだなというイラストレーターの描いているものと少しずらしたり、自分が好きなカルチャーをイラストに取り込んだりして差別化を図っています。
常に「自分の代わりは他にもいる」と思っているのですが、ではどうやって引きを作るかを考えるのも今後仕事を続けていく上で重要だと思っています。
さて、黒木賞ですが、今回は光る人が多い中でだいぶ悩んだ末、頼ユウコさんです。
https://www.instagram.com/yukorai/
何より色彩感覚と「今」の捉え方が秀逸だと思いました。それがさりげないというか、自然と絵に滲み出てる感じが良いです。
イラストレーターとして「今」を知っていることはとても重要だと思っていて、活動するうえで武器になりえます。
頼さんは戦略的なのか自然なのかは分かりかねますが、アンテナを張っている方のように思えました。
そして、今でも十分に素敵ですが、まだまだ成長する余地が見てとれるのが良いです。今後も楽しみです。
また、他に気になった受講生ですが、
・前田豆子さん
Webサイト:https://www.mameko-maeda.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mameko_maeda/
まだまだ作品数が足りないのと、作品の質のばらつきがあることは否めないのですが、今後期待大だと思いました。特に最近のイラストが良いと思いました。個人的には、エコやサステイナビリティの要素を織り交ぜてシュールに落とし込めたら面白そうだと思いました。
・BEEVOXさん
https://www.instagram.com/beevox/
とても新鮮に映りました。海外っぽくて、懐かしいような新しいような。今の日本ではプレーヤーの少ないジャンルなのではないでしょうか。経験の蓄積があってこそのイラストだと思います。
・AIKOBERRYさん
Website:http://rcougiaikoberry.tumblr.com/
IG:https://www.instagram.com/aikoberry
もはや僕は彼女の絵のファンかもしれません(笑)
SNOW越しの日常のイラストには思わず笑みがこぼれました。大阪出張の記憶をテーマにしたイラストも新境地ですね!雑多な要素を一枚にまとめる才能を感じました。
以上です。
他にも気になる受講生はいたのですが、他の講師の方々が推していますので、その評価を信じて自信を持って動いて行って良いと思います。僕自身も勉強になりとても刺激になりました。ありがとうございました!
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